「うる覚え」と「うろ覚え」はどちらが正しい?
「一応」は「いちおう」?「いちよう」?
普段なんとなく使っている日本語の中には、音が似ているため読み間違えやすい言葉や、漢字が似ていて意味を取り違えやすい言葉があります。
このページでは、特に迷いやすい日本語を一覧でまとめます。
詳しい意味や「なぜ間違えやすいのか」は、それぞれの個別記事で確認できます。
まずは間違えやすい日本語を一覧で確認
| 迷いやすい表現 | 基本的な形 | 迷いやすいポイント |
|---|---|---|
| うろ覚え・うる覚え | うろ覚え | 音が似ていて「うる覚え」と言いやすい |
| 一応・いちよう | 一応(いちおう) | 会話では「いちよう」に聞こえやすい |
| 延々と・永遠と | 延々と | 「えんえん」と「えいえん」が似ている |
| 雰囲気・ふいんき | 雰囲気(ふんいき) | 発音しにくく「ふいんき」と言いやすい |
| 確率・確立 | 意味によって使い分け | 読みが同じ「かくりつ」 |
| 以外・意外 | 意味によって使い分け | 読みが同じ「いがい」 |
「間違えやすい」といっても、すべて同じタイプではありません。
読み方を間違えやすいものもあれば、同じ読み方の別の言葉を取り違えやすいものもあります。
読み方を間違えやすい日本語
ここでは、音の似方や話し言葉の影響で、読み方を取り違えやすい言葉を見ていきます。
「うろ覚え」と「うる覚え」
正しい形として一般に使われるのは、「うろ覚え」です。
「うろ覚え」は、記憶がはっきりせず、ぼんやり覚えている状態を表します。
名前はうろ覚えだ。
「うる覚え」と言う人もいますが、標準的な表記としては「うろ覚え」を使います。
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「うろ覚え」と「うる覚え」はどっちが正しい?意味・語源・間違えやすい理由を解説
「一応」は「いちおう」か「いちよう」か
「一応」の読み方は、いちおうです。
話し言葉では音が続くため、「いちよう」のように聞こえることがあります。
しかし、
一応確認しておく。
の「一応」は「いちおう」と読みます。
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「一応」と「いちよう」はどっちが正しい?意味と間違えやすい理由を解説
「雰囲気」は「ふんいき」か「ふいんき」か
「雰囲気」の基本的な読み方は、ふんいきです。
ただし「んい」という音の並びが発音しにくいため、会話では「ふいんき」のように聞こえることがあります。
文字にするときは、
雰囲気(ふんいき)
と覚えておくと迷いません。
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「雰囲気」は「ふんいき」「ふいんき」どっち?正しい読み方と理由を解説
音が似ていて表記を間違えやすい日本語
似た音から、別の言葉に引っ張られてしまうケースもあります。
「延々と」と「永遠と」
長く続く様子を表す場合は、通常「延々と」を使います。
話が延々と続いた。
「永遠」は「いつまでも終わらないこと」という意味を持つため、「永遠と」と書きたくなることがあります。
しかし、「長々と続く」という副詞的な使い方では「延々と」が基本です。
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「延々と」と「永遠と」はどっちが正しい?意味と間違えやすい理由を解説
同じ読み方で意味を取り違えやすい日本語
ここからは、「間違った読み方」ではなく、同じ読み方をする別の言葉です。
どちらも日本語として存在するため、文の意味に合わせて漢字を選びます。
「確率」と「確立」
どちらも「かくりつ」と読みます。
確率は、あることが起こる可能性の割合。
雨が降る確率。
確立は、物事の仕組みや立場などをしっかり作り上げることです。
新しい方法を確立する。
読み方が同じなので、変換するときに取り違えやすい言葉です。
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「確率」と「確立」はどっち?意味の違いと間違えやすい例を解説
「以外」と「意外」
「以外」と「意外」も、どちらも「いがい」と読みます。
以外は、「それを除く」という意味。
私以外は全員参加した。
意外は、予想していなかったことを表します。
意外な結果だった。
音だけでは区別できないので、文章の意味を見る必要があります。
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「以外」と「意外」はどっち?意味の違いと使い分けを例文で解説
間違えやすい日本語にはいくつかのパターンがある
日本語の間違いは、単純に「知らなかった」だけで起こるとは限りません。
大きく見ると、
- 音が発音しにくい
- 似た音の別の言葉に引っ張られる
- 同じ読み方の漢字がある
- 意味の近い言葉と混同する
といった理由があります。
「ふんいき」が「ふいんき」になりやすいのと、「確率」と「確立」を取り違えるのでは、迷う理由が違います。
その違いまで知っておくと、同じ間違いを繰り返しにくくなります。
迷ったときは「読み」と「意味」を分けて確認する
日本語で迷ったときは、
まず読み方が合っているか
を確認し、そのあとに、
文章の意味に合った漢字か
を見ると整理しやすくなります。
たとえば「かくりつ」という音だけでは、「確率」か「確立」か判断できません。
可能性の割合なのか
何かを作り上げることなのか
まで見る必要があります。
一方、「雰囲気」の場合は漢字の使い分けではなく、読み方そのものがポイントです。
「何に迷っているのか」を分けて考えることが、正しい表記への近道です。
まとめ
間違えやすい日本語には、
うろ覚え・うる覚え
一応・いちよう
延々と・永遠と
雰囲気・ふいんき
確率・確立
以外・意外
などがあります。
ただし、すべてが同じ種類の間違いではありません。
読み方を間違えやすい言葉もあれば、同じ読み方の別の漢字を選び間違えやすい言葉もあります。
迷ったときは、
「読み方の問題なのか」「意味による漢字の使い分けなのか」
をまず確認すると判断しやすくなります。
