「控えめ」とは?意味・使い方|褒め言葉?長所と注意点を解説

「控えめ」とは、自分の言動や態度を必要以上に強く出さず、程度を抑える様子を表す言葉です。

人の性格について使う場合は、自己主張が強すぎず、落ち着いていて慎み深い人という意味になります。

「控えめな人」は褒め言葉として使われることがありますが、文脈によっては「積極性がない」「遠慮しすぎる」といった印象を与えることもあります。

この記事では、「控えめ」の意味や使い方、褒め言葉になる場合と注意したい場合、「謙虚」との違いを例文とともに解説します。

「控えめ」の意味

「控えめ」は、言動や態度、量、程度などを抑えた状態を表します。

人の性格だけでなく、色や味、表現、服装など、さまざまなものに使える言葉です。

人に対して使う場合は、自分を強く主張しすぎず、遠慮がちに振る舞う様子を表します。

一方、味や色などに使う場合は、強さや目立ち方が抑えられているという意味になります。

つまり、「控えめ」の基本は、何かを必要以上に強く出さず、程度を抑えることです。

よい意味になるかどうかは、何について述べているのか、どのような状況なのかによって変わります。

「控えめな人」の特徴

人柄を表す「控えめ」には、慎み深さや相手への配慮といった肯定的な印象があります。

具体的には、次のような特徴を指すことがあります。

自分を必要以上にアピールしない

自分の成果や能力を大げさに語らず、落ち着いた態度で振る舞います。

自分を目立たせることよりも、状況に合った行動を大切にする人に使われます。

相手の話をよく聞く

自分ばかり話そうとせず、相手の意見にも耳を傾けます。

会話の場で相手を立てたり、周囲の様子を見ながら発言したりする姿勢が「控えめ」と受け取られることがあります。

言動や感情を穏やかに表す

喜びや不満を大きく表現しすぎず、落ち着いた態度を保つ人も「控えめ」と表現されます。

ただし、感情をあまり表に出さないことと、感情が乏しいことは同じではありません。

「控えめ」は褒め言葉?

「控えめ」は、相手の慎み深さや落ち着き、周囲への配慮を評価する褒め言葉として使われます。

ただし、積極性や自己表現が求められる場面では、否定的な意味に受け取られることもあります。

褒め言葉として使う場合

相手の態度や振る舞いを肯定的に評価するときは、次のように使えます。

  • 「彼女は控えめですが、周囲への気配りがとても上手です」
  • 「自分の成果を誇張しない、控えめなところが素敵です」
  • 「控えめな話し方ですが、伝えたいことがきちんと伝わってきます」

「控えめ」という言葉だけで評価を伝えるよりも、どのような行動をよいと感じたのかを添えると、褒め言葉として伝わりやすくなります。

否定的な意味に受け取られる場合

「控えめ」は、場面によって「自分の意見を言わない」「積極性に欠ける」「存在感が薄い」といった印象につながることがあります。

たとえば、会議で意見を求められても発言しない人に対して「控えめですね」と言うと、褒めているのか、もっと積極的に発言してほしいのかが伝わりにくい場合があります。

相手のよさを伝えたいなら、「周囲の意見をよく聞いてから発言するところが丁寧ですね」のように、具体的な行動を表現すると誤解を減らせます。

「控えめ」と「謙虚」の違い

「控えめ」と「謙虚」は、どちらも自分を強く押し出さない人に使われることがあります。

しかし、意味の中心は異なります。

言葉意味の中心注目する点例
控えめ言動や態度を抑えること表現の程度や振る舞い自分の意見を強く主張しない
謙虚自分を過大評価せず、他者から学ぼうとすること自分への評価や他者への姿勢成功しても周囲への感謝を忘れない

「控えめ」は表に出す言動を抑えること

「控えめ」は、発言や行動、表現などを強く出しすぎない様子を表します。

自信があっても、あえて目立とうとせず、落ち着いて振る舞う人を「控えめ」と呼ぶことがあります。

「謙虚」は自分を過大評価しない姿勢

「謙虚」は、自分の能力や立場を過大に評価せず、他者の意見や助言を素直に受け止める姿勢を表します。

人前で目立つ人でも、他人から学ぶ姿勢があれば「謙虚」と表現できます。

そのため、言動を抑えている様子を伝えたいなら「控えめ」、自分を偉いと思い込まず他者を尊重する姿勢を伝えたいなら「謙虚」が適しています。

さらに詳しく比較したい場合は、「謙虚」と「控えめ」の違いは?も参考にしてください。

「控えめ」の使い方と例文

「控えめ」は、人の性格や態度だけでなく、量や程度、見た目の印象を表すときにも使われます。

代表的な使い方を例文で確認しましょう。

性格や態度を表す例文

  • 彼女は控えめな性格だが、必要な場面では自分の意見をしっかり伝える。
  • 彼は控えめな態度で、周囲の話を丁寧に聞いていた。
  • 控えめな人だからこそ、相手の気持ちを考えた行動ができるのかもしれない。

量や程度を表す例文

  • 今日は甘さを控えめにして、お菓子を作った。
  • 部屋の雰囲気に合わせて、控えめな色のカーテンを選んだ。
  • 発表では、控えめな表現を使って説明した。

このように、人に使う場合は性格や態度、物事に使う場合は量や目立ち方などを表します。

対象によって意味の焦点が変わる点を押さえておきましょう。

「控えめ」を使うときの注意点

「控えめ」は便利な表現ですが、相手の性格を決めつけたり、意図せず短所を指摘するように聞こえたりする場合があります。

人に対して使うときは、次の点を意識しましょう。

  • 褒めるときは、慎み深さや配慮など、評価している点を具体的に伝える。
  • 積極性が必要な場面では、「控えめ」を否定的な評価として使っていないか考える。
  • 本人が望んで控えめに振る舞っているのか、遠慮しているのかを決めつけない。

控えめであることは、必ずしも自信がないことや、意見を持っていないことを意味しません。

相手の実際の行動や状況を踏まえて使うことが大切です。

まとめ

「控えめ」とは、言動や態度、量や程度などを抑える様子を表す言葉です。

人柄について使う場合は、自分を強く主張しすぎず、慎み深く振る舞う人を指すことがあります。

褒め言葉として使える一方、場面によっては「積極性がない」という印象につながることもあります。

「控えめ」は言動の程度、「謙虚」は自分を過大評価せず他者を尊重する姿勢に注目する言葉です。意味の違いを理解し、伝えたい内容に合わせて使い分けましょう。

性格や人柄を表す言葉をまとめて確認したい場合は、性格・人柄を表す言葉一覧|褒め言葉・悪い意味も解説もご覧ください。

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