漢字にする?ひらがなにする?迷いやすい日本語の表記一覧

「申し上げます」と「申しあげます」、「あらためて」と「改めて」など、日本語には漢字で書くか、ひらがなで書くか迷いやすい表現が数多くあります。

どちらも見かける表記だと、文章でどちらを使えばよいのか判断に迷うこともあるでしょう。

表記を選ぶときは、言葉の意味だけでなく、文中での働きや文章の種類、読みやすさを考えることが大切です。

特に、動詞本来の意味が薄れて補助的に使われている言葉は、ひらがなで書くほうが自然な場合があります。

このページでは、漢字とひらがなの使い分けに迷いやすい表現を一覧にまとめました。

気になる言葉から個別記事を確認し、自分の文章に合った表記を選びましょう。

漢字とひらがなの使い分けで迷いやすい表現一覧

まずは、よく迷う表現と判断のポイントを確認しましょう。

各項目では、表記の違いや使い分けを個別に解説しています。

表現確認したいポイント詳しい解説
申し上げます/申しあげます「申し上げる」の表記と補助的な使い方「申し上げます」と「申しあげます」はどっちが自然?
あらためて/改めて副詞として使う場合と漢字表記「あらためて」と「改めて」はどっちが自然?
あらかじめ/予め読みやすさや文章の種類に応じた表記「あらかじめ」と「予め」はどっちが自然?
すでに/既に一般的な文章での表記と文体「すでに」と「既に」はどっちが自然?
さらに/更に副詞として使うときの表記「さらに」と「更に」はどっちが自然?
および/及び一般文と公用文などでの表記「および」と「及び」はどっちが自然?
または/又は選択肢を示す接続語の表記「または」と「又は」はどっちが自然?
ならびに/並びに接続語としての使い方と表記「ならびに」と「並びに」はどっちが自然?
〜してみる/〜して見る実際に見る意味か、試しに行う意味か「〜してみる」と「〜して見る」はどっち?
〜していく/〜して行く移動の意味があるか、動作の継続を表すか「〜していく」と「〜して行く」はどっち?
〜してくる/〜して来る実際に来る意味か、変化や動作の継続を表すか「〜してくる」と「〜して来る」はどっち?

漢字とひらがなを使い分ける基本的な考え方

漢字とひらがなのどちらを選ぶかは、単純に「漢字が正しい」「ひらがなが正しい」と決められるものではありません。

言葉の意味や使われ方、文章の目的に合わせて判断しましょう。

言葉本来の意味があるかを確認する

動詞が本来の意味で使われている場合は、漢字で書くと意味が明確になることがあります。

一方、ほかの動詞に添えて意味を補う補助動詞として使われている場合は、ひらがなで書くのが一般的です。

たとえば、「実際に見て確認する」という意味の「見る」と、「試しに行う」という意味の「〜してみる」では、文中での働きが異なります。

漢字表記を迷ったら、言葉が本来の意味を保っているか考えてみましょう。

文章の種類や読みやすさを考える

一般向けのWeb記事や案内文では、読みやすさを重視してひらがなを選ぶことがあります。

一方、公用文や規程などでは、定められた表記ルールに従う必要がある場合もあります。

すべての言葉を漢字にするのではなく、読者がすぐに意味を理解できるか、文章全体で表記が統一されているかを確認することが大切です。

同じ文章の中で表記を統一する

漢字とひらがなのどちらも使われる表現では、特別な理由がなければ、同じ文章の中で表記を統一すると読みやすくなります。

ただし、引用文や固有の名称、法令などの指定表記は、一般的な表記に合わせて勝手に変更しないようにしましょう。

漢字とひらがなの表記を決める手順

表記に迷ったときは、次の順番で確認すると判断しやすくなります。

  1. 文中での意味を確認する:言葉本来の意味で使っているのか、補助的な働きなのかを見ます。
  2. 文章の種類を確認する:一般向けの記事なのか、公用文や規程などなのかを確認します。
  3. 読みやすさを考える:漢字が続いて読みにくくなっていないか、意味が伝わりやすいかを判断します。
  4. 表記を統一する:記事や文書全体で、同じ表現の書き方がそろっているか確認します。

迷う表現が一覧にあれば、上の個別記事から具体的な用例や判断基準を確認してください。

まとめ:迷った表記は言葉の働きと文章の目的で判断しよう

漢字とひらがなの使い分けでは、言葉本来の意味、補助的な働き、文章の種類、読みやすさを確認することが大切です。

漢字で書けるからといって、常に漢字表記が最適とは限りません。

「申し上げます」「あらためて」「あらかじめ」など、迷いやすい表現は個別記事で詳しく解説しています。

書こうとしている文章に近い例を参考にしながら、読者にとってわかりやすい表記を選びましょう。

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