年末が近づくと耳にする「仕事納め」と「御用納め」。どちらも年内の仕事を終えることに関係する言葉ですが、意味や使われる場面には違いがあります。
ニュースでは「御用納め」という表現を聞くことがあり、会社の年末最終日について話すときには「仕事納め」がよく使われます。
どちらを使えばよいのか迷う人もいるでしょう。
この記事では、「仕事納め」と「御用納め」の意味や違い、それぞれが使われる場面、日常会話や年末のあいさつでの使い方を例文とともに解説します。
「仕事納め」と「御用納め」の違い
「仕事納め」は、年末にその年の仕事を終えることを広く表す言葉です。
一方、「御用納め」は、主に官公庁で年内最後の業務を終えることを指す言葉として使われます。
| 項目 | 仕事納め | 御用納め |
|---|---|---|
| 意味 | 年内の仕事を終えること | 官公庁などが年内の業務を終えること |
| 主な使用場面 | 民間企業、店舗、職場など | 官公庁、公的機関に関する話題など |
| 言葉の印象 | 日常的で幅広く使いやすい | 公的な仕事や行政に結びついた印象がある |
| 使用例 | 「今日は仕事納めです」 | 「官公庁の御用納めは年末です」 |
簡単にいえば、一般的な職場の年内最終業務には「仕事納め」、官公庁の年内最終業務には「御用納め」がよく使われます。
ただし、実際の使い方は職場や文脈によって異なり、民間企業について「御用納め」と表現する例がまったくないわけではありません。
「仕事納め」の意味と使い方
「仕事納め」は、その年の仕事を年内最後に終えることを意味します。
会社員だけでなく、自営業者や店舗のスタッフなど、幅広い仕事について使える表現です。
会社や職場で使う場合
会社で年内最後の勤務日を迎えたときや、仕事を終えて年末年始の休みに入るときに使います。
- 「今日は仕事納めなので、デスクを片付けてから帰ります」
- 「今年の仕事納めは12月27日です」
- 「仕事納めの日に、職場で一年の振り返りをしました」
店舗や個人の仕事で使う場合
飲食店や小売店、フリーランスなどでも、年内最後に仕事をする日や、その仕事を終えることを「仕事納め」と表現できます。
- 「当店の仕事納めは12月30日です」
- 「今日で今年の仕事納めです。来年もよろしくお願いします」
- 「年内最後の納品を終えて、仕事納めとなりました」
「御用納め」の意味と使い方
「御用納め」は、主に官公庁などで年内の業務を終えることを指す言葉です。
「御用」の「用」は、ここでは公的な仕事や役目などに関係する意味合いで使われています。
ニュースや新聞では、官公庁の年末の業務最終日を説明するときに「御用納め」という表現が使われます。
官公庁の年末業務について話す場合
行政機関の年内最後の業務や、年末の窓口対応などについて説明するときに使えます。
- 「今日は官公庁の御用納めです」
- 「御用納めを迎え、年内の行政業務が一区切りとなりました」
- 「御用納めの日には、年末の業務整理を行う機関もあります」
ニュースや公的な話題で使う場合
官公庁の年末の動きを報じるニュースや、行政機関の業務日程について説明する文章でも使われます。
- 「官公庁では、年内最後の業務日を御用納めと呼びます」
- 「御用納めを終えた後、官公庁は年末年始の休みに入ります」
「仕事納め」と「御用納め」は何日?
「仕事納め」と「御用納め」の日付は、職場や機関の業務日程によって異なります。
毎年必ず同じ日になるわけではありません。
仕事納めの日付
民間企業の仕事納めは、会社が定める年内最終営業日や最終勤務日になることが一般的です。
土日や祝日、会社独自の休業日によって日程が変わる場合があります。
また、店舗や医療機関、サービス業などは、年末年始も営業する場合があります。
そのため、すべての職場で同じ日に仕事納めを迎えるとは限りません。
御用納めの日付
官公庁では、行政機関の休日に関する制度などに基づき、年末年始の休日が設けられています。
一般に、年内最後の業務日が「御用納め」、年明け最初の業務日が「御用始め」と呼ばれます。
具体的な日付は曜日の並びなどによって変わるため、窓口を利用する場合は、各機関が公表する開庁日を確認すると確実です。
「仕事納め」と「御用納め」の関連表現
年末年始には、仕事を終える日や新年に業務を始める日を表す言葉が使われます。
意味を整理しておくと、職場や公的な場面で使い分けやすくなります。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 仕事納め | 年内の仕事を終えること |
| 御用納め | 主に官公庁などで年内の業務を終えること |
| 仕事始め | 年が明けて仕事を始めること |
| 御用始め | 主に官公庁などで年明けの業務を始めること |
年末のあいさつに使う言葉も確認したい場合は、「良いお年を」の意味や使い方も参考になります。
「仕事納め」と「御用納め」に関するよくある疑問
民間企業で「御用納め」と言ってもよい?
意味が通じる場面はありますが、民間企業の年内最終業務については「仕事納め」とするのが一般的です。
官公庁の業務について説明する場合は「御用納め」がよく使われます。
「仕事納めの日」と「仕事納めをする」はどちらも正しい?
どちらも自然な表現です。
「仕事納めの日」は年内最後に仕事をする日を指し、「仕事納めをする」はその年の仕事を終える行為を表します。
仕事納めの日に全員が仕事を終えるとは限らない?
必ずしも全員が同じ日に仕事を終えるとは限りません。
交代制の職場や年末年始も営業する業種では、勤務日程が異なる場合があります。
自分の職場の最終勤務日は、会社の案内やシフトで確認しましょう。
まとめ
「仕事納め」と「御用納め」は、どちらも年内の仕事を終えることに関係する言葉ですが、よく使われる場面が異なります。
- 「仕事納め」は、民間企業や店舗など幅広い仕事について使う
- 「御用納め」は、主に官公庁などの年内最後の業務を表す
- 日付は職場や機関の業務日程によって異なる
- 年末年始の窓口利用では、各機関の案内を確認するとよい
一般的な職場の年内最終日について話すなら「仕事納め」、官公庁の年内最後の業務について話すなら「御用納め」を使うと、状況が伝わりやすくなります。
年末年始に使う言葉をまとめて確認したい方は、年末年始の言葉一覧もご覧ください。
